2008.09.09 Tue.

夏の夜の弦想〜大森ヒデノリ & Drakskip Live ! @フィドル倶楽部

カテゴリ : ライブ・コンサート

前のエントリからの続き。

Drakskip(ドレクスキップ)は、京都を本拠地とするスウェーディッシュ系バンドで、私は寡聞にして今まで彼らの存在を知りませんでした。メンバーも全員大学生とのことで、見た目めっちゃ若々しく、彼らの間で飛び交う会話はキラッキラしているのです。

ところが、一度舞台に上がると、そこにはもうプロの目をしたミュージシャンがいました。

ライブはのっけから超高速のポルスカで始まりました(間違っていたらすみません)。
どんなものだろうと思っていたら、最初の一音から猛烈にカッコイイ! 彼らの繰り出す演奏にあっという間に取り付かれ、身を乗り出すようにして第1部の終わりまで聴き入ってしまいました。
曲はポルスカやアイリッシュ、Drakskipのオリジナルや師匠のオリジナルなど。集中して聴いていたので、時間がものすごく短く感じられましたよ。

師匠がお勧めするだけのことはあって、素晴らしい腕前です。特にビオラの人! 軟体動物のようなあのボウイングは何!?(みんな気になっていたらしく、ライブ後に話題になりました)ギタリストの弾いているギターは入手時で日本に2本しか存在しなかったという12弦もの、フィドラーはスコットランドで暮らしていた帰国子女、パーカッションはアカペラもやってて口三味線もできてしまう。
さらには、皆作曲とかもしちゃうんだ。
どれだけハイスペックなんですか大学生。

のうのうと戻らぬ青春を蕩尽していた自分は何だったんだろうと、思わず人生を振り返ってしまいました(遥か昔、音楽学部の卒業演奏会の感想でも同じことを書いたような気がします)。
いや、のうのうとしていたというか、その頃は漫画ばっかり描いていたんだっけ。
人に胸張って見せられる腕前にはなりませんでしたが。

……orz

すっかりへこまされたところで、休憩時間に入ったので、師匠に調弦をしていただきます。ここで初めて聞かされましたが、今日はA=442Hzでやるとのこと(普段は440Hz)。
何となくそんな気はしていましたが、私は大変あがり症なので、いざいつもと違う要素が出てくると凄い勢いでびびります。
暗譜のレッスンなのに楽譜を忘れたというだけでボロボロになるくらい弾けなくなるのです。

わー、わー、どうしよう。でももうやめますなんて言えません。
おろおろしているうちに第2部が始まって、師匠からお呼びがかかってしまいました。
ええい、行ってしまえ!

「フェスティバル・フィドラーズの精鋭」とかものすごい過大広告を背負って、ドレク+師匠+6人で演奏してまいりました!

最初のポルカは調子良かったんですが、次のジグで案の定、2カッコに入るところを1カッコに突き進んでしまいました。うわー、やっちゃった!
このあたりから早くもアワアワになり、エアーで調子を取り戻しても最後のリールでまた落ちて……。歌ならまだ笑顔を作れますが、暗譜もできてないのにフィドル弾きながら笑顔なんて到底できませんし、今までやったことなかったのに弓が駒を乗り越えてしまうというミスもやらかし、たぶんものすごく沈痛な表情で弾いてたんじゃないかと思います。
舞台から降りる時には、暑かったのと冷や汗とで背中がぐしょぐしょになっていました。

そのあとに続いたライブの第2部も素晴らしいものでした。すっかりDrakskipのファンになってしまったので、終了後CDを買って、サインをもらってしまいました。
それから、「今からカラオケ行ってすぐ弾きたい!」と思わせるほどのパワーも貰いました(時間が遅かったので無理でしたが)。
また近くでライブがあったら、きっと聞きに行くと思います。

初舞台の反省点は死ぬほどありますが、とりあえずそれらを道標として、いくつかは次のフィドル・フェスティバルで直せると信じて、今は練習に励むことにします。

一緒に舞台に上がった皆様、お疲れ様でした! 本番は頑張りましょう!

2008.09.08 Mon.

フィドル倶楽部アイリッシュフィドルワークショップ

カテゴリ : ワークショップ

9/7の師匠のワークショップに参加してまいりました。
前回のレッスンで、「ワークショップのあとにライブがあって、そこで皆で弾ける場もセッティングするので、来てくださいね」と念押しされたので、逃げるわけには行きません(体育会系)。
事前に進行表を見て、スコティッシュ3曲+新曲1曲を2時間でまとめて習えるNo.2から参加したのですが、いざ行ってみるとスコ3曲+新曲2曲! 増えてる!

相変わらずハードな試練を課す師匠でいらっしゃいます。

The Walls Of Liscarroll(Jig)

Liscarrollはアイルランドコーク州にある村の名前だそうで、Carroll's Fortという意味だそうです。とすると、その壁は要するに城壁のことなのでしょうか。
Bパートが結構難しく、4指が使えた方が楽に弾けるかもしれません。当日は移弦で対応しましたが、4指で対応するよう練習してみようと思います。

Ballyhoura Mountains(Polka)

ペンタトニックスケールで作られた曲。なんというか、とても民謡的で素朴な感じがするのはそのせいか。
弾きやすく高速化しやすいチューンなので、定番化する予感がします。せば組でもどうですか?

さてワークショップ終了後、師匠が爆弾発言です。
「この後のライブなんですが、皆さんに前に立ってもらって、今日習った曲を一緒に演奏しようと思ってます」
えー、席に着いたままでみんなでセッションするんじゃなかったんですか!?(去年のフィドルフェス形式)皆で弾ける場(↑)ってこのことだったのか!?
しかも師匠はにこやかな笑顔のまま、「今日やった5曲全部弾きましょう」とか言い出します。それってフィドル・フェスティバルより多いのではありませんか。
どちらにせよ、上記の通り、自分にはもう逃げ場がありませんので、覚悟を決めてライブに臨みます。

まだ冷静に書けそうにないので、唐突に続く。

2008.09.03 Wed.

せば組練習会第5回

カテゴリ : 練習会

やっと奇数回に参加した! Yoshiさん主宰のせば組練習会in吹田です。
8/31の今回は、素敵なタルト専門店ラ・コクシネルさんの2Fカフェスペースの一角をお借りしての開催となりました。
このスペースがまた、どう写真を撮っても実に絵になるのでした。

ものすごく光がきれい。お菓子も楽器も様になってます。

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Yoshiさんのレポ写真もきれいなので、是非ご覧ください。
私が頼んだ白桃のクラフティ。

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こんないい場所で美味しいお菓子とお茶があったら、練習が進みませんまったりしてしまうのも無理はありません。今回はゆったり優雅な練習会となりました。

本日の練習曲リスト

  • Brosna Slide(Slide)
  • Lark in the morning(Jig)
  • Fairy Dance(Reel)

あの、皆さん。

Brosnaはともかく、Calliope Houseの次にLark in the morningってレベル上がり過ぎじゃないですか!?(汗)まったくもう、皆殺る気満々で恐ろしいですわ。
自分は大森属が最初に習うLilting Banshee Originalを次の課題曲に推しておきます。

それから、第5回にして課題曲にReelが登場しました。難しいんじゃないかと思っていましたが(自分もReelが弾けるとは胸を張って言えないし……)クラシック系の方にはJigよりとっつきやすそうな感じでした。4拍子系だからでしょうか?
もぺさんがロールに挑戦したり、超初心者練習会なのにレベルが急上昇してきたような気がしますよ。

そうそう、皆さんをフィドルフェスティバル・ジャパンのフェスティバル・フィドラーに勧誘しようと思って、今週習ったばかりの3曲(Farewell To Nigg、Paddy's Leather Breeches、Fyrish Reel)をたどたどしく披露もしました。
へぼ過ぎて勧誘にならずに挫折しましたとさ orz

最後の30分はセッション形式で、今まで練習会でやってきた曲をおさらいしました。

  • Shetland Air(Air)
  • Finnish(Polka)
  • Fanny Power(O'Carolan)
  • Josefin's Dopvals(Swedish)
  • Water Lily(Swedish)
  • Donegal(mazurka)

筋道立った解説はみんなceadさんに丸投げで、私は何もせず一緒になって弾いてただけだったような気がします。楽しかったです♪(いいのかそれで?)
また機会があったら参加させていただきますので、よろしくお願いしますね!

2008.08.26 Tue.

第42回レッスン記録

カテゴリ : レッスン

無謀なことに、第3回フィドルフェスティバル・ジャパンのフィドラー30人団に申し込もうと思っているのです。(とか言いながらまだ申し込んでない)今から練習を始めるとすると2ヶ月しかないわけですが、これまで一度も発表会とかに出たことがないので、このへんで一度度胸をつけるためにも、2ヶ月頑張ってみようかなあと思った次第であります。

にも関わらず、8/24のワークショップには所用で参戦できなかったので、本日のレッスンで3曲教わってきました。30分しかないから超駆け足です。

Farewell To Nigg(Air)

Niggとはスコットランドの町の名前。海際のようですが、港町なのかしら。
The Sessionに載っていないことから推定できる通り、現代曲です。楽譜からしてあからさまにパイパー向け。装飾音の扱いがいろいろあって、同じ記号を使っていてもここは長め、ここはさらっと、みたいな違いがあるので、暗譜必須。重音のパターンは、以前やったThe Bank of Turfのラストと一緒っぽいですね。
3曲中一番難易度高いですが、Airと思えぬかっこよさです。

Paddy's Leather Breeches(Jig)

スコティッシュのJigはアイリッシュとはリズムが違う、ということを力説されました。かなり跳ねたリズムになっている上、アップをスラーで返すことが少なくて、アップの1拍目に強拍をつけるのが若干難しいです。練習だ!

Fyrish Reel(Reel)

同じくThe Sessionに載っていない現代曲。Fyrishというのはスコットランド地方の山の名前のようです。16分音符が出てくるあたりは、むしろ3連譜っぽく弾くのがカッコイイらしいです。あとは2ヶ月弾き込めば、大勢に混じって弾く分にはどうにかなるかもしれない……? なるといいなあ……。

さ、帰ったら録音をダビングして練習するぞ!

2008.08.25 Mon.

ばよらんぶるBar

カテゴリ : セッション

友人たちがはるばる遠方から訪ねてきたので、COMMON BAR SINGLESの日替わりマスターREIさんが主催された『ばよらんぶるBar』にお邪魔してきました。

事前に友人に「どんなところ?」と訊かれ、行ったことのない自分は他の方のブログの内容を繋ぎ合わせた上で、「アマチュアバイオリン弾きの集まるバー、チャージは花一輪」と説明してみたのですが、こう書くと創作小説の舞台みたいでかっこいいような気がしてきます。
説明は当たっていたでしょうか?

さて、いざSINGLESの扉を開けると、狭っ! 13人定員(とあとで教えてもらいました)のところに、どう見ても20人くらいがぎっしり詰まっています。さらにその約半数がバイオリンを手に「Da Slocket Light」他を弾いています。大音量!
あっ、あっちにすとらどさんとceadさんがいる〜。

友人たちは一様に鳩が豆鉄砲食らったような顔で棒立ちになっています。
明らかに現実に追いつけていません。
呆然としたまま席につき、呆然としたままカクテルを注文しておられます。
やばい私失敗したんじゃなかろうか。orz

と、微妙に申し訳ない気持ちになりつつも、ハーディングフェーレを弾かせてもらったり、アイリッシュやスウェディッシュをceadさん、すとらどさんたちと合わせてみたり、クラシック組の皆様の演奏を聴いたり、お酒をちびちび飲んだり、個人的には大変楽しんでしまいました。
それにしても、ceadさんは「jigは弾けない」とか仰りながら大抵の曲は弾くし、すとらどさんはしばらくお会いしない内にぐっと持ち曲が増えてました。すごかったです。自分も頑張らなければ。
と思ったら、頑張るには頑張りましたが頑張りすぎてあとで見たらフィドルの表板が松脂で真っ白になっておりました。弓圧かかり過ぎ、手に力入り過ぎで、翌日には久しぶりに筋肉痛になりました。いたたたた。

私事で忙しくて、ここんとこまるでフィドルを持てていなかったので、曲途中から間違えたり落ちたり怪音を発したり、いやそもそも他人に聴かせられるレベルじゃないといろいろ大失敗しましたが、パブにフィドルって合いますね。もし出入り禁止にならなければ、フィドラーによくある本体を思い切り傾けた省スペースな構えを身体に刷り込んで(でないとG線まで移弦が届かない)ふらりとまた参加してみたいものです。

そして、こっそりネタ曲を披露していたのですが、誰にも気づかれませんでした。マクロスFの「アイモ」。